妊婦の方に接種するRSウイルスワクチン(アブリスボ)の接種を開始しました

【妊婦さんへ】RSウイルスワクチン「アブリスボ」接種開始のお知らせ

当院では、この度、妊婦さんへのRSウイルスワクチン「アブリスボ」の接種を開始いたしました。

生まれてくる大切なお子さんを、重症化しやすいRSウイルス感染症から守るためのワクチンです。接種をご希望の妊婦さんは、ぜひご検討ください。


接種対象と費用

  • 接種対象:妊娠24週から36週の妊婦さん(32週〜36週での接種を推奨)
  • 接種費用1回 33,000円(税込)
    • このワクチンは任意接種(自費)となります。
    • 必要な接種回数は1回です。

期待される効果

アブリスボは、妊婦さんに接種することで、ワクチンによって作られた抗体を胎盤を通じて赤ちゃんに送り込みます。これにより、生後6ヶ月までの新生児におけるRSウイルスによる下気道疾患(肺炎や細気管支炎など)の発症率を減少させる効果が期待されています。

特に生後間もない赤ちゃんはRSウイルスに感染すると重症化しやすいため、予防が重要です。

主な副反応について

他のワクチンと同様に、接種後にいくつかの副反応が見られることがあります。多くは軽度で自然に回復します。

  • 最も多く見られる副反応

    • 注射した部分の痛み
    • 頭痛
    • 筋肉の痛み
    • 吐き気

まれにアナフィラキシーなどの重篤なアレルギー反応が起こる可能性もありますが、当院では万全の体制で接種を行います。接種後15分間院内で様子を見させていただきますのでご安心ください。

いつ接種すべきか?

このアブリスボの添付文書では、「妊娠24~36週」で接種可能となっています。しかし、MATISSE試験では28週以降で接種したほうが予防効果が高かったため、妊娠28~36週での接種が推奨されています。

また、早産リスクへの懸念もあるため妊娠32~36週の接種が推奨されています(CDC MMWR October 13, 2023 / 72(41);1115–1122)。

従って、当院では32週〜36週での接種をお勧めしています。


ご予約・お問い合わせ

接種をご希望の方は、お電話でお申し込みください。在庫がない場合がございますので、接種予定日から余裕を持ってお申し込みください。

ご不明な点や、妊娠週数に関するご相談などございましたら、お気軽に当院までお問い合わせください。

  • お問い合わせ電話番号:0797-61-5335