病気のおはなし

家族・同僚が新型コロナウイルスに感染した! 知っておくべき知識は?

新型コロナウイルスの濃厚接触者とは

兵庫県でも新型コロナウイルスの感染者が増加しており、家族や会社の同僚、学校の同級生などの身近な人が感染してしまい、自分も感染しているのではないかと心配される方もいます。

新型コロナウイルスの感染経路は、主に飛沫感染とされています。感染するリスクが高いとされるのが、「マスクを着用せず、換気の悪い狭い空間で、新型コロナウイルスの患者と15分以上、1.8メートル以内の距離にいること」です。そのため、日本では、このリスクのある人を「濃厚接触者」と言い、新型コロナウイルスの感染者が出た場合、その周囲の濃厚接触者を洗い出し、濃厚接触者に対してはPCR検査を行って、その周囲の感染者を見つけ出そうとしています。ちなみに、この1.8メートル(米国では6 feet)のことを、“social distance”といいます。

保健所のスタッフも、感染者の増加によって業務量が増加しており、濃厚接触者の洗い出しに少し時間が掛かるケースがあり、なかなか自分が濃厚接触者かどうか判定してもらえず、PCRを受けられないという相談や、保健所が調べた結果、「濃厚接触者ではない」とされ、PCR検査を受けることができないという相談を受けることが増えました。その場合は、一度診察をさせていただき、必要があれば医師の判断でPCR検査を行う、という流れになります。

新型コロナウイルスの潜伏期間

潜伏期間とは「ウイルスに感染してから発病するまでの期間」のことです。
新型コロナウイルスの潜伏期間は、平均で5〜6日間とされます。ただし、潜伏期間の範囲は2〜14日とされており、つまり新型コロナウイルスの患者さんに触れた2日後に発症したり、2週間経ってから発症することもあるということです。

従って、PCR検査が陰性であっても、2週間以内に発症し、PCRが陽性に変わるということもあるため、慎重に体調を観察する必要があります。

濃厚接触者の隔離期間は?

上記の通り、潜伏期間が2〜14日間とされるため、「感染者と最後に接触した日から14日間」は外出を控え、発症しないかどうかを観察する必要があります。

新型コロナウイルスの伝染性がある時期は?

一般的には、発症の2日前〜10日目まで伝染性があるとされています。
ただ、ウイルスの放出自体はもっと続くため、10日を過ぎてからPCRをすると、陽性であることは珍しくありません。ただ、この場合陽性であっても伝染性はないとされているため、隔離は必要ないということになります。

免疫不全の新型コロナウイルス感染者の伝染性は?

非常に重症であったり、免疫不全症の場合、より長期の伝染期間が推定されますが、この場合、何日間は伝染性があるのかわかっていません。発症後28日間としている医療機関もあります。

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